芝公園シェアハウス近くで歴史を学ぶ
芝公園は日本で最も古い公園の1つなので、歴史を学べるスポットがたくさんあります。増上寺の文化財も含めて、訪れた際は古い日本の姿に思いをはせてみましょう。
芝公園ができた流れ
芝公園が出来る前に、芝大神宮という建物がありました。もともと2000年前に建設された伊勢神宮に祀られていた神様を迎え入れたのが、建設のきっかけです。
伊勢神宮の内宮に祀られていた天照大神と外宮の豊受大神を1005年に勧請して、芝大神宮が建設されました。飯倉神明宮や芝神明宮という名で親しまれていましたが、1872(昭和5)年に今と同じ芝大神宮という名前になりました。
増上寺は、それとは別に1393年に千代田区にできて、1598(慶長3)年から芝公園の今の場所です。その境内が芝公園として一般の人の憩いの場になっています。芝大神宮は、芝公園からすぐのところにあります。
東京タワーが建てられる前の紅葉館
東京タワーが建てられる前には、紅葉館という建物がありました。江戸城内の紅葉山から樹々が移転し、1881(明治14)年に会員制料亭がオープンしたのがはじまりです。
準日本建築で政治家、文化人、海外の来賓などをもてなしたり、多くの軍人が利用していましたが、1945(昭和20)年の空襲で焼けてしまいました。その後に東京タワーが建設されたのです。
芝公園内にも紅葉が多く植えられていて、当時の景観を垣間見ることができます。芝公園からよく見える東京タワーが会員制料亭だったらとイメージしながら眺めるのもおすすめです。
公園内にも古墳があったり、銀世界の梅があるので歴史を感じられますが、そこから少し歩くとまた別の歴史的価値のある場所があります。
増上寺の宝物展示室へ行ってみよう
増上寺の宝物展示室に行くと、台徳院霊廟の10分の1の大きさの模型が展示されています。
戦争で全焼してしまった台徳院霊廟の模型は1910年の日栄博覧会で展示され、その後100年間英国王室のロイヤルコレクションのひとつになっていました。最近になって日本に戻ってきましたが、当時の豪華絢爛な装飾や、職人技が光る精巧な作りをそのまま鑑賞できます。
日本の歴史だけではなく芸術にも興味がある人は、ぜひ訪れてみてください。きっとたくさんの発見があります。
まとめ
芝公園は広大な敷地内に見どころが多く、歴史を学ぶチャンスにもなります。周辺にもさまざまな歴史スポットがあり、日本古来の芸術鑑賞もできるので休日に散歩してみてください。